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琉球新報が伝えたところによると、11日に那覇市で開かれた民主党のシンポジウムにおいて、「沖縄ビジョン2008」の説明が行われ、同ビジョンに当事務所が推進する国連緊急平和部隊(UNEPS)の拠点利用案が盛り込まれたことが発表されました。具体的には、「宮古島市の下地島空港等利活用計画書を下敷きに」下地島空港をUNEPSの拠点として利用するという案です。(詳細記事)
(写真:シンポジウムで講演する鳩山幹事長)
沖縄ビジョン2008におけるUNEPS言及部分
8) 国連機関等の誘致
個人の有志で構成される国連史上初の常設民軍混成部隊、UNEPSの設立に日本が協力するという考え方は、昨年12月に参議院で可決された「テロ根絶法案」に、まだ正式名ではないUNEPSに代わって『新たな国際連合の組織』として盛り込まれました。(関連記事)沖 縄県の地理的、歴史的特性を踏まえれば、サミット等国際的会合を数多く開催してきた「平和の島」として、国連機関や国際機関を立地することは(例として国 連環太平洋本部<仮称>など)、東アジアの安定と発展、また世界への平和の発信として有意義であり、望まれる。特に宮古島市下地島空港を利用 して国連緊急平和部隊(UNEPS)や国連人間の安全保障センターの人材育成等の拠点作り、またミャンマー・サイクロン被害や中国四川大地震に派遣された 国際緊急援助隊の拠点整備をアセアンレスキューチームとの連携を模索しながら行うこと等が考えられる。もちろん平成19 年度宮古島市「下地島空港等利活用計画書」の積極的展開は欠かせない。
7月8日の民主党『次の内閣』で決定した今回の新ビジョンは、次期衆院選のマニフェスト(政権公約)にも反映させる方針であるため、いよいよ政権交代も視野に入れ、UNEPS創設の推進が党是となる模様です。
○「民主党沖縄ビジョン(2005)」(改訂)
○「民主党沖縄ビジョン(2008)」
○党プレスリリース
民主党「沖縄ビジョン2008」のシンポジウムを現地沖縄で開催